子供の看護

子供の様子がいつもと違ったりするときは、どう違うのか観察して、受診する目安を知っておくと役立ちますね。まず顔色を判断し、機嫌の良し悪しを見て、熱を測ります。熱が上がっていなくても、これから上がる可能性もあるので、時間を置いて何度か測るようにしましょう。次は食欲や、排泄物を見ます。良く眠れているかなども判断材料になりますね。以上を判断したうえで受診のタイミングを判断します。熱はあるけど、機嫌も良い、食欲もある、便も問題ないという場合は、様子を見ても構わないと思います。そして一番重要なのは、水分が取れているかどうかです。風邪で熱がる場合や、下痢や嘔吐を伴う場合は、水分補給がとても大事です。風邪から来る下痢や嘔吐の場合、それ自体で危険なことはありませんが、脱水症状になれば大変です。こまめに水分補給をさせなければなりません。逆に少し熱っぽくて、機嫌が悪くても水分さえしかりとっていれば大丈夫と考えて良いので、風邪の子供を看護する場合に最も重要なのは水分補給ということになります。水分補給を嫌がったり、出来ない場合は、点滴などで脱水症状にならないようにしてあげなければなりません。脱水症状の目安は、尿の色です。尿の色が濃いかったら脱水症状気味なので、水分を与えて下さい。しかし、いざその状況になれば、冷静な判断ができるとも限りませんので、夜中でも対応してくれる子供救急コールセンターなどを活用するのもいいですね。私も夜中に何度も電話したことがあります。熱はないが嘔吐が止まらない。白い便が出た。など状況に応じて、当番の小児科の医師や看護師のかたが対応して下さるので、アドバイスを聞くと少し安心します。子供が病気になるのは嫌ですが、病気をしながら子供は強い身体になっていきます。子供が成長するうえで、子供の抵抗力を鍛えることは大事な事なので、子供が病気に勝てるようにしっかり看護してあげましょう。

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