子供のヒーロー

小児病棟や小児科には子供に人気のキャラクターが、目につくところに必ずといってよいほど置かれています。
小さな子供のヒーローは、病気と闘う子供にとってもヒーローなのでしょう。
どこの病院や医院でもよく見かけますので、国民的ヒーローです。
他の受診科とは違う色や空気に包まれた小児科ですが、壁の色やソファーの色、小さな置物などにも配慮が感じられます。
子供は注射が苦手な子が多く、看護師もどうやって採血をするか、注射を打つかと毎回悩んでいるようにも見えます。
小児科担当の看護師には、看護師資格以外にも児童心理学やセラピーなどいろいろな資格を持った人が看護にあたっています。
体だけでなく心のケアもしなくては、子供の心に深く根付いてしまうことがあるからだと思います。
子供の心はとても弱く、そしてとても強いものです。
ヒーロー人形でごまかして何とか注射をしたり、採血をしようと頑張っています。
同じ手管が通じる子供もいれば、全く効果のない子供もいます。
先日採血で見かけた子供は、「貧血気味なので、ちょっとだけにしてください」と涙声で訴えていました。
思わず周りに笑いが広がったのは言うまでもありません。
きっと大人の会話を聞いて、覚えていたのでしょう。
お母さんは顔を真っ赤にしていましたが、とても可愛らしい言い訳が上手に出来た男のでした。
大人でも苦手な注射や採血を、子供の小さな体にしなくてはいけない。これは看護師でも辛い仕事の一つかもしれません。
でも看護師が一般人と違うと感じるのは、可哀想だから出来ないのではなく、可哀想だから検査をするところです。
このような強さも小児看護には必要な要素だと思いました。

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